俺はそれほど強くない。

自分が思っていたほど侵食していなくて・・・崩壊と再生を繰り返して・・・
なぜそこに集まるのかまったくわからない。だから別のところから来るのか
それを侵食と呼ぶのなら相当広まっている事になるが、それを侵食と呼ばなければ
たいした広がりではない。そもそもそれぼと驚異ではないが・・・。
それでも別からが少しずつ拡大している。それは明らかに侵食している。
根っこは深いのか、浅いのかがわからないが着実に広まっている。
これは俺には止められないし止める気もない。勝手に進行していけばいい。
俺に侵食はあり得ない。侵食される要素をすらよせつけないようにしている。
わずらわしい事は考えない、考える事すらない。その考え自体が必要がない。
ただそれもやはり考えないとダメな状況ありつつある。つまり俺に少なからず
侵食しはじめているという事だ。もうこの思いがまったくの無駄だ。
腹立たしい。
守ってきたもの、守らなきゃいけないもの、全部抱えているのに。
この侵食は心を腐らせる。現にこのいらだちは俺が腐ってきた証拠だ。
強い意志と断固たる決意の元、俺は存在するはずなのに・・・。
俺が今できる事は・・・祈る事だけ。