「ちはやふる」の大好きなシーン


「青春全部かけても勝てない?
・・・かけてから言いなさい」


ぐっとくる言葉。俺は青春かけてたか?
あの時の事を思い出す。
自転車競技のスプリントと
いう競技で勝ちたいと思っていた。
一回戦二回戦は順当に勝ち上がり、
準決勝、優勝候補筆頭、誰もがこいつが
勝つと思ってる。悔しいが実力差は歴然。
そこで前々から強い奴に使うと
考えていた秘策を実行する時がきた。
本来なら決勝で使うべき技だが
そんな事言ってられない。
じゃんけんをして前後ろを選択する。
(本来二人とも後ろなのでじゃんけんに
勝てば後ろを選択する)この作戦は
前を選択するのが正解なので好都合。
俺が勝って前を選択すると場内が
どよめく。
スタート位置には二人並ぶ。その時にあおる。
「俺はお前を倒す為に練習してきた。
そしてお前を倒す為に秘策を考えてきた。
今それを実行する。必ず倒す」
もうこれも作戦、警戒させる。実際に実力差は
あるが、俺も成長してるので軽く勝つとは
思えない(だろう)しかも気合い十分。
これで警戒心をあおる。うまく行った。
スタート、ゆっくりバンクを上がる。びっくり
するくらいゆっくり。頂点まで来たところで
一旦止まる、相手も俺に合わせて止まる。
その瞬間一気に駆け下りる。相手は一歩遅れる。
慌てて追いかける相手。でも俺は全力とはほど
遠い力で進んでいる。300mあたりで相手は
追いつく。この瞬間、俺はバンクを上がり、
サッと降りて相手の後ろへ。相手は全力疾走で
追いついているので、もうスピードは落とせない。
あとは俺の風除けとなってゴールへ運んでくれる
だけ。気づいた時にはもう遅い。
ドンドン足使っていく、最後の直線相手を刺す
だけ。もらったー。
だがやはり優勝候補、最後の力を振り絞る。
自分では俺が刺したと思ったが判定は
相手の逃げ切り。
「まさかあんな事してくるなんて」
控え室に帰ると、大盛り上がり。
でも負けた。超悔しい。
決勝に上がった相手だが、体力が持たず
敗退してた。勝ったのが同じ学校の同級生。
こいつとは仲がよく、同じクラスだった。
(こっから恋愛話し)
俺が好きな女の子が出来て告白。結果は
「私、付き合ってる人がいるの」
見事にふられた。そして同級生は別の女の子に
「俺告白してみようかと思う」って俺に
言うもんだから、「いいんじゃない。
ガンガン行っとけ。うまくいくさ」で結果は
「私、付き合ってる人がいるの」
で見事にふられた。
で、よくよく調べてみると、俺が
告白した女の子とあいつが告白した女の子は
別の子なんだけど、女の子が付き合ってるって
言ってた相手の男が一緒の奴だった。
あの男、何股してんだよ。
同じ相手にやられてるって・・・。


って言うのを思い出す。めっちゃ長文だなあ。