シスター・アンティゴネー暦のない墓

先日観に行ってきた。
率直な感想は、
「これ作った人頭いいんだろうな」
おれが芝居を作る事と対極に位置する。
俺がいつも口にする、頭のいい芝居とは
また別物で、知識や知性が高ければ高いほど
楽しめるんだろうなと思う。俺みたいな
学のない奴では深層まで理解出来ない。
ただ、演出的効果を巧みに使い分けていて
学のない俺でも純粋に芝居を楽しめる。
具体的に言うと、活字と録音と台詞、しかも
台詞にもいくつかパターンがある。
音響も、生演奏と録音、そして
役者が奏でる。この組み合わせが実に
巧妙だった。


残念なのは、オペレーター?の紙をバサバサ
してる事が多くて、芝居に意識できなくなる
瞬間がある(気になる)と暗転の時、
「はい、ここから出ます」みたいな感じで
暗幕がめくれ、裏の光が見える事。
(せっかくの世界観が現実に戻される感じ)
あとは俺に、学がないって事ぐらい。
公演後のトークショーではまざまざと感じた。