超歌劇団公演「宇宙ピラミッド」総評

 今回の台本は、構想からまったくブレずに書けた。
今までこんな事はなかった。思い描いていた展開、そしてラストへ。
この台本渡した時「これ、夢落ちですか?」という奴がいたが、
夢落ちではない。でもし「夢落ち」ってなったからと言ってなんなんだ?
腹立たしいのは、最初から最後まで面白くて、散々笑っていたのに、
最後が夢落ちとなると、「なーんだ夢落ちかよ」ってただ夢落ちって
だけで評価ガタ落ちみたいな事があったりする。その「なーんだ」は
いったい何が気に入らない?だったら最後のシーンカットする。
今回、最後なんだかふーっと終わった感じしなかった?まあ最後無理やり
おばあさん出てきたけど・・・。ここまで感じてから言えよな。
 ブレず書けたのはいいけど、構成とかお客さんの心理的流れは考えなかった。
ただ自分がやりたい事だけをやれた。ただわがまま通すとめっちゃ
しんどい。俺も大変だけど回りも大変。特に離れた人たち。
映像の祐君、美術のクォーターさん。
その分、いい作品になる。難しいところだ。
これからはもう少し負担をかけずに負担してもらおうっと。
 小屋の公演は楽な部分と大変な部分があって・・・
当分小屋の公演はないな。若干静岡も東京も小屋での公演を誘導された感があって
当初からあまりいい気分でやっていなかった。やってみるとなかなかおもしろくて
それはそれでよかったが、多分もうやらない。「賞金が入ったからやって赤字でした」
はそもそも俺のスタイルじゃあない。野外の自由な感じがいいな。
ただ野外は大変でもっと簡素化、簡易化していかないと。とはいえ
やり始めた頃に比べればだいぶ楽になってきたはずなんだけど・・・。
もっと短縮できるようにしていこう。

続く