俺には、屈するやさしさがある

こうなるとは思っていた。


力を誇示する方法はいろいろあるし、元々力がある者は無理に誇示する必要はない。
自分の居場所を確保する為に誇示しなくてはならない者もいる。
その理由は、嫉妬だったり、脅威だったり・・・。残念なのは、俺が間違ってるから
という事がまったくない事だ。
今までもずっとその誇示に屈してきた。その誇示とは大半が意地悪であったりもする。
そうしないと自分を保って行けないから。だが俺はあえてそれを受ける。
その先、自分が困るとわかっていても強行してきた事もあった。今まで自分が
やってた事を、俺がやったらダメで、俺は言った「それをダメにすると困るのはそちらですよ」
で、結局困って、俺の所に「やってもいいか」と許しを得に来た。そんなものだ。


いろんな誇示を俺は容認してきた。歯をギリギリさせながら耐える。
それは俺にとってやさしさの表現。屈折してるけどそれがやさしさなんだ。
これって誰にも理解されないと思う。されなくていい。